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梅雨の晴れ間

by Satomi

 梅雨の晴れ間にふと思い出した。

 学生時代に、駅で偶然に友達のお母さんに出会った。あいさつをしたら、あいさつしただけなのに「さとみちゃんはいつも明るくっていいわよね。何の悩みもないみたい。」と言われた。何だか馬鹿にされてるような・・・私にだって悩みの一つや二つはある。と思いながらも愛想笑いをして別れた後、まぁ何の悩みもないように能天気に見えても別にいいかぁ、眉間に皺を寄せて暗い顔をして歩いてるよりもいいのではと思った次第です。後で知ったのですが、その頃その友達のお母さんは離婚問題で大変な時期だったとか。

 梅雨の晴れ間にふと大昔の小さな小さな出来事を思い出したかって言うと、悩みのない能天気に見えるように生きていく道を選んだ私が憂鬱だからなのだ。一生の不覚ってほど一生の不覚ではないけどまぁちょっと不覚でしたわ。自己嫌悪、後悔、ため息等の諸症状が出ております。

 自分は何がしたいのか。望んでいる方向があるのに、間逆を行ってしまう。アホか自分。

 梅雨の晴れ間にため息。

 やらかしてしまった事を再現フィルムで脳内再生を何度もし、何度も後悔そしてため息。なぜ、どうしての繰り返しで憂鬱のループ。そしてある意味憂鬱のループに疲れてきた、あまり自分を責めても、そこから生み出されるプラスになる良いことはなに一つないので、反省は十分にしたと区切りをつけて、この憂鬱とはおさらばしようと思うしだいであります。そう憂鬱に支配されるほど暇ではない。

 きっと明日は、悩みのない能天気に見える私が笑顔で梅雨の晴れ間を仰ぎ見れるはず。

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